【口蓋裂の子育て】保育園ではなく幼稚園を選んだ理由といま思うこと

person tracing his hand on paper

 
息子が生まれてから、度々頭のなかで考えていたことは「保育園と幼稚園、どっちにするか」ということでした。

「保育園と幼稚園どっちがいいかな…」

 

きっといまお子さんが生まれたばかりで、今後口蓋裂の手術を控えている育休中のママなら、考えていることと思います。

わが家の場合も、1歳半時の口蓋裂手術に向けて、生後1か月のときから通院がはじまりました。

その当時から、手術が終わり3歳になった現在も、形成外科、耳鼻科、言語聴覚科の先生たちにお世話になっています。

保育園へ入ってたらどういう生活だったのかはわからないけれど、幼稚園に入るまでの3年間通院を優先して、ゆっくりと息子に向き合い過ごしてきたことはよかったと思っています。

 

はるママ

これまでのことを振り返って書いてみます。なにか参考になることがありましたら嬉しいです。

  

幼稚園を選んだ最初のきっかけ

 

はじめて言語聴覚科の先生とお会いしたときのこと。

いくつか生活面に関することや困っていることについて質問をされたのですが、わたしに関することも何個か聞かれました。

  • 「お母さんは働いていますか?」
  • 「復帰のご予定は?」
  • 「保育園、幼稚園どちらにする予定ですか?」
  • 「どなたに頼ることができますか?」

などなど。

質問の内容から、なんとなくの雰囲気で「もしかして口蓋裂のケア、大変なのかも?」と感じたんです。

まだ息子が0歳だったし、育休を取っていたときだったので、これからのおおよその治療スケジュールを聞いたうえで、これからどうしていくかをゆっくり考えてみることにしました。

0歳の時点で、直近の治療のスケジュールが

生後6か月 補聴器装着

生後8か月 鼓膜チューブ手術

1歳6か月 口蓋形成手術

というふうになっていて、その間に経過をみるための診察があるのはもちろん、入退院前後の体調管理などの点から、保育園は難しいのではと感じました。

 

通院優先のスケジュール

 

息子の子育てと通院をする日々のなかで、まわりのママたちから「また園で風邪もらってきちゃったよ」とか「いまRSが流行っちゃって」というようなことを常々聞くように。

先生から「気管が細いから、ぜんそくに気をつけよう」と言われていたこともあって、「滲出性中耳炎に、口蓋裂、ぜんそくまで併発したら困る!」と思って、できるかぎり集団の場を避けることを考えるようになりました。

息子の口蓋裂の手術は1歳半頃の予定をしていたのですが、滲出性中耳炎がなかなか厄介者でひと足早く生後8か月のときに、鼓膜チューブの手術をしました。

この鼓膜チューブの手術、生後8か月をはじめとし、のちに1歳、2歳と毎年手術しました。

耳垂れがひどく出てしまっていたことがあり、週3回の耳鼻科への通院。

月に10回以上通っていました。

そしてなにもしていなくても、体調が変わりやすいのが子どもというもの。

何度か体調面で、病院の予約を変更したことがあります。

そんな経験と状況から判断して、「しばらくはおうちでケアして、落ち着いた頃に集団生活(幼稚園)をはじめることにしよう」と決めました。

 

入院の前には必ず検査があるし、母子ともに集団の場を避けるように指示もされました。

病棟に入るにも、こまめな体調チェックがある。

いざ手術へ向けて入院した日に、息子が知恵熱を出してしまったことがあります。

熱があると当然麻酔もできないから、結局家に帰らされてしまいました。

はるばる遠くから、重い荷物持ってきたのに…涙

というのも今となってはいい思い出です。

日々のなかに通院があると、どうしても通院優先で予定を組みがちになってしまいます。

そうそう、風邪っぽいお友達には、遊ぶのを延期してもらったこともありましたっけ…。

やさしい友人たちには本当にいまでも感謝しています。

 

ちょうどその頃に読んでいた心理学の本のなかで、

通院によって、子どもの心が不安定になることがある

ということを知ったんです。

たしかに、病院へ行った日や入退院のあとにしばらく夜泣きが続いたり、幼いながらも病院への道のりを覚えているから通院しぶりがあったり…。

すこし心当たりがあったんです。
(これものちに心理学の資格を取ることになったきっかけのひとつです)

当時はキャリアがブランクになってしまうのが嫌で、はやく働きたい気持ちもありましたが…。

通院のストレスに加えて、良くも悪くも保育園での集団生活のストレスも与えてしまうのを避けたかった、ということで、保育園の選択肢はここで完全になくなったのです。

 

自分の心と身体を守れることを優先した

 

子育てをしているだけでも、それなりに母の体力とメンタルは削られがち。

わたしは器用でもないし、キャパも広くないので、ちょっとしたことでイライラしてしまうことも多かったんですよ。

はるママ

いまでは笑い話ですが、子どもがお薬を飲んでくれなくて、わたしまで泣いてしまったこともあります;

 

そんなこんなで日々の家事と育児に加えて、仕事もしたら、生活がまわらないのが目に見えて、子どもにまで当たってしまいそうだと思いました。
(夫はパートナーだから、多少当たることも、ママがつらいことを伝えるのも大事だと思ってます!笑)

家族や子どもを守るために頑張ることは、とても素敵なことだけど、それは自分自身の心と身体が健全であってこそできることだと思うんです◎

もちろんどうしても働かなければならない事情があったり、環境的に難しいこともあったり、様々な価値観や考え方があるのは当たり前で。

口蓋裂があるなら、「保育園より幼稚園がいいよ!」ということを伝えたいわけではありません。

逆に保育園に入れてしまったほうが、子どもと離れる時間ができるから、「もっと余裕を持って子育てできていたのかもしれない」「体が強くなるかも」と思ったこともあります。

1歳から保育園に通っているお友達をみては、「早くに保育園に通わせていたら、言葉が出るの早かったのかも。」とか「コップ飲みやストロー飲みも早く上達してたかも」とかね。

だけどわたしの場合は、先に述べたようにキャパも狭いし、体力もないので、3歳で入園する幼稚園なら日々の通院と毎年のようにある入院、手術にも対応しやすいこと。

わたしが自分の心と身体に余裕を持ってできることを最優先にした、なんとも自己満足な母親ですが、そのおかげでわたしたちのペースで治療を乗り越えることができたと思っています。

 

子育てに正解はない

 

生まれてから今日まで本当にいろんな心配をしたけれど、今ではそんな心配なんていらなかったと思うくらい、元気でひょうきんもので、おしゃべりが達者な息子です。

先生たちにも、道ばたで声を掛けてくれる人たちにも、「おしゃべり上手だね~!いつも楽しそうだね~!」と褒めてもらい、ご機嫌さんな息子。

生まれた直後、新生児スクリーニング聴覚検査がリファー、難聴といわれて補聴器もつけていた時期もある息子。

いまや音に敏感で、わたしよりもよっぽど聞こえが良いんですよ。

本当にそのときは大変で、「もうダメかも」と思ったりすることがあっても、なにが起こるかわからないですね。

いまでは本当に「入院してたの?」「手術したっけ?」っていうくらいケロッとしてるけれど。

がんばった、がんばった。

とにかく元気なことがなにより。 

いま、毎日朝起きた瞬間から幼稚園へ行くことを楽しみにしている息子をみると嬉しい気持ちでいっぱいです^^

結果良ければ、すべて良しですね◎

 

子育てしているとまわりの人たちから、親切心から「こっちが良いよ」「こうすると良いみたいだよ」などと言われたり、アドバイスされることがあるかもしれません。

わたしも今日までたくさん言われてきました。

「自分が間違ってるのかな?」と悩んだことも数知れず。

みんな良かれと思って言ってくださるんですよね。

だけど、なんでもそうだけれど、経験している人にしかわからないことがある。

 

はるママ

まだ口蓋裂の手術をする前、食べたものが鼻から出てしまって困っていたときに、先生から「鼻から出ようが食べられるんだから大丈夫だよ~!」と言われて、「そうじゃないのに!先生にママの気持ちなんてわからない!」と心の中で怒りが湧いた。なんてこともありました。笑

 

人の言うことを真に受けて決めるよりも、あれこれ頭をつかって考えて決めるよりも、自分の心で素直に感じたこと、自分たち家族がどうしていきたいかを大切に決めること。

自分で考えて、自分で選んできたことが、良かったと思ってます。

 

最近は、科によりますが、通院は3~6か月ペースです。

両耳のチューブも調子良し◎

形成外科は、おそらく中学生になるくらいに歯科矯正するのかな?

病院にはまだまだお世話になりますが、今では息子もわたしもご褒美を楽しみに、今しかない時間を楽しみながら通うことができています^^

子育てに正解はない

よくいわれますよね。

わたしもそう思いながら日々子育てしています。

ママと家族、子どもが楽しく笑顔でいられることがいちばん^^♡

 

はるママ

今まさにがんばってるママへ!おなじ子育てをしている同志として応援しています!!

 

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